我が家のペット奮闘記

両生類飼育の病気対策

両生類は様々な細菌や寄生虫、真菌、腎腺癌を起こしてしまうヘルペスウィルスを始めとして、様々なウイルス感染症を起こしてしまう。ストレスやビタミン不足、エサの栄養バランスの悪さによって引き起こされる場合が多い。例えば一番起こり易いのは潰瘍性皮膚炎。アカアシ病とも呼ぶ。四肢や腹の皮膚が炎症を起こし、潰瘍や出血する。野生ではほとんどみられない病気なことから、水槽内の細菌汚染が主な原因と考えられている。対処法は、症状を見つけたら、隔離飼育をオススメする。また、触ったあとは手を必ず洗うことも大事。水槽の掃除の後はバクテリアの激減を防ぐために木炭を入れ、1〜2週間は放置しよう。細菌の増殖を抑えるには低温にする必要があるので、冷蔵庫に水槽を入れるのも手。10日前後入れてみて様子を見よう。またカエルなどは大きなコオロギ、砂利や水海苔などを食べてしまい、代謝の低下時には閉塞を起こしてしまうことがある。大きな異物を飲み込んだ場合等は回復手術が必要となる。また、排泄物による水の汚れではアンモニア中毒が起こり、全身が麻痺する。水を奇麗なものに取り替える必要がある。初期の段階では水の取り替えで回復する。その他にも結核症などがあるが伝染性はあまりないので、隔離したのちに薬を与えると治る場合が多い。おたまじゃくしなどの水棲種には繊毛虫類の感染によるベルベット病と呼ばれる病もあるが、いずれにせよ水槽の水を奇麗に保ち、ストレスのない環境をつくってあげることがとても大切といえよう。